Sample Company

新選組ゆかりの地



土方歳三資料館

 新撰組ファンなら足を運ばずにはいられないのが、ここでしか見られない展示が魅力の「土方歳三資料館」。
 土方歳三の生家でその子孫が営んでいるというこちらの資料館は、新選組のファンから遺品公開をしてほしいという声が多かったことから、開設した資料館です。

 展示室は1室のみですが、「鬼の副長」として知られる土方歳三に関する70点以上の資料や遺品の数々には驚きを隠せません。

 歳三の愛刀である和泉守兼定(市指定有形文化財)、直筆書簡をはじめ、歳三が京に上る直前に編んだ句集の豊玉発句集、新選組の名を広めた「池田屋事件」の際に歳三がつけていたとされる鎖帷子(くさりかたびら)、八月十八日の政変の時に使っていたとされる鉢金(はちがね)、歳三の人となりを詠んだ榎本武揚書額、土方家家伝薬である「石田散薬」を歳三も行商したときに背負った薬箱、土方家伝来十文字槍(銘:助宗)、歳三が稽古に用いた天然理心流木刀、歳三生家の復元模型等など、新選組の歴史を知っている人にとっては、どれも見逃せないものばかりです。

 なかでも注目していただきたい展示品が、土方歳三の愛刀「十一代和泉守兼定」。日野市の指定有形文化財でもあるこちらの刀身は、毎年彼の命日前後に期間限定で公開されます。十一代和泉守兼定は京都守護職会津藩主松平公より授かった歳三の最期の佩刀で物打ち部分に刃こぼれが見られ、土方歳三と運命を共にしてきたことが伝わってきそうです。

 また、門を入ったところには土方歳三の銅像もあるので見逃さないように気を付けましょう。
 また、資料館入口には、歳三が幼少の頃風呂上がりに相撲の稽古をしたという当時の生家の大黒柱が梁にあしらわれています。

 土方歳三資料館でも土方歳三グッズを購入することができます。
 中でも人気なのは、土方歳三の生家が製造、そして販売をしていた薬「石田散薬」のトートバッグだとか。ほかにも土方歳三をモデルにした「土方歳三うどん」など気になるものがたくさんあるはずです。

 武士を夢見た幼少・青年時代から、京都で華々しく活躍した新選組時代、また函館時代まで、土方歳三の生々しい息吹が感じられる場所です。
 観光時のアクセスに関しては、多摩都市モノレール「万願寺駅」を利用すると便利。歩いておよそ5分で来館できます。


新選組ゆかりの地情報
名称 土方歳三資料館
住所 東京都日野市石田2-1-3
アクセス 多摩モノレール 万願寺駅から徒歩で5分0.30km
営業時間 12:00から16:00 毎月第一・第三日曜日のみ開館
料金 小学生 300円 中学生 300円 大人 500円


<< 前のページに戻る

御用改めである
日野の新選組訪ね歩き

日野は新選組副長の土方歳三や六番隊隊長の井上源三郎の出身地であり、子孫の方々が開館する資料館や数多くの史跡が残っています。これらを訪ね歩き新選組の波乱の歴史に思いを馳せます。

PR