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新選組ゆかりの地



伊十郎屋敷長屋門

 土方歳三資料館のすぐ近くにある伊十郎屋敷長屋門は、土方家の分家だった土方伊十郎の屋敷の長屋門です。土方歳三は、この門をくぐって、近藤勇からの稽古への誘いの手紙を伊十郎屋敷の久蔵(伊十郎の息子)に届けています。
 若者に武芸を奨励したと案内板にあり、天然理心流の稽古に誘っていたようです。

 窓がサッシになるなど細かい部分の改装はされたものの、土方歳三のくぐった長屋門がその当時のまま残っています。
 ただし、見られるのは外側から見た門と、門前の案内板だけで、中のおうちは実際の住人の方がいらっしゃいますので、入り込まないように注意してください。。

 伊十郎屋敷は、土方歳三の祖父・土方源内の代に分家となった土方家の親類の家でした。
 土方歳三が5歳の時、土方伊十郎の娘・なかが、土方歳三の兄(跡継ぎ)の喜六に嫁いでいます。
 土方歳三が12歳の時、とうかん森の北東にあった生誕時の家が、多摩川の洪水で流されました。
 この時、名主の伊十郎が陣頭指揮を取って、土方家を今の資料館の位置に移住させました。
 その後、土方歳三23歳の時、土方伊十郎の家も多摩川の洪水で流され、今のこの位置に移りました。
 その翌年、土方歳三は天然理心流に正式入門。近藤勇の稽古に誘う手紙を持ってきたのは、それより後の時期でしょうか。


新選組ゆかりの地情報
名称 伊十郎屋敷長屋門
住所 日野市石田2-2-19
アクセス
営業時間
料金


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御用改めである
日野の新選組訪ね歩き

日野は新選組副長の土方歳三や六番隊隊長の井上源三郎の出身地であり、子孫の方々が開館する資料館や数多くの史跡が残っています。これらを訪ね歩き新選組の波乱の歴史に思いを馳せます。

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