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ためしてみよう 花粉症対策


ためしてみよう 花粉症対策

 花粉が鼻や眼の粘膜に付着すると、くしゃみや鼻水、眼のかゆみなどのさまざまな症状が現れます。さらに、喉のかゆみや咳、皮膚のかゆみ、微熱、体がだるいなど、鼻や眼以外の症状が現れる人もいます。
 最初は風邪の初期症状と勘違いしがちですが くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみ」この4つの症状が頻繁に起こるようになったら要注意!四つの症状が重なる程、花粉症の可能性が高まります。

 花粉が、鼻のなかに吸い込まれると、アレルギーを起こす物質である抗原(アレルゲン)が花粉から溶け出してきます。
 この抗原と闘うために、人間は体内で抗体を作り出すのです。抗体は、抗原を捕まえるときに「ヒスタミン」などいくつかの物質を放出するので、これが神経を刺激して炎症を起こしてしまうのです。

 しかし、一番困るのは、花粉症になると鼻や目などが肉体的に苦痛なだけでなく、精神的にイライラしたり、気分が鬱になるなど、家族や周囲の人にも思わぬ影響を与えてしまうことなのです。

 「ためしてみよう 花粉症対策」は、毎年この季節が近づいてくると憂鬱になるあなたのために花粉症を徹底研究。昔から伝わる花粉症対策、最近発表された花粉症対策をご紹介します。

ためすにあたって

 ここで紹介させていただくものは、医薬品、治療薬ではありませんので、その効果が必ずしも証明されているものではありません。
 確かにに中には、花粉症の症状軽減について報告されているものもありますが、個人差があったり、報告内容を医学的に精査されているとは限りません。昔からの伝承であって、根拠がしっかりしていないものも多く存在します。
 このことを十分理解していただき、個人の責任の上で試していただく必要があります。

花粉症飛散量と時期

2020年の花粉飛散量

 スギ花粉の飛散量は年によって大きく変動しますが、近年、戦後に植えられたスギの木が大きく成長していることから、基本的には花粉は増える傾向にあるといえるでしょう。また、気象の温暖化の影響で花粉は多く産生されるようになっているとも言われています。

 花粉の飛散量は、前シーズンの夏の気温や日照時間の長さによって変わってきます。前年夏、特に6月~7月の日照時間が長いほど多く飛ぶ傾向にあります。
 それでは2019年6月~7月の気象状況を見ると、6月には関東から北日本にかけて雨が多かった年でした。また、7月は全国的に記録的な冷夏となり東北南部から九州にかけての日照時間が過去10年で最も短くなりました。
 また、本来は、多く飛んだ年の翌年は花粉量が減少する傾向にあるようですが、2019年度まで5年連続で飛散量が多いとの記録が残っています。

 このように考えると、2020年は花粉が少なくなる条件が揃っているため、過去10年平均の飛散量と比較して40%から70%程度となる地域が多くなると予測されているようです。

2020年の花粉症時期

 スギ花粉の飛散開始は2月中旬頃で、九州や四国、東海、関東地方の一部で飛散が始まる見込みです。
 関東地方は、花粉の種類・量ともに、全国的に見ても圧倒的に多いといわれ、2月から4月はスギ花粉、4月から5月はヒノキ花粉、6月から8月はカモガヤなどのイネ科花粉、8月から10月はブタクサやヨモギなどの雑草類の花粉が主として飛散します。
 また、北海道と本州の一部では4月から6月にかけて口腔アレルギー症候群と関連の深いシラカバが飛散します。

 スギ花粉の飛散開始は、その前年の11月の気温に左右されるといわれています。前年の11月から12月にかけての気温が低い程スギの雄花が休眠から覚醒するのが早くなります。
 さらに休眠覚醒後の1月以降の気温が高い程花粉が飛散を始める時期が早くなります。
このように考えると2020年春は全国的に例年並か例年よりやや遅くに飛びはじめる見込みです。