大月の鬼にかかわる史跡の数々



 それにしても、なぜ大月で桃太郎伝説が語り伝えられてきたのでしょうか? 

 確かに、地名でいえば、上野原市から大月にかけては、旧甲州街道沿いに犬目、鳥沢、猿橋という地名が並んでいますが、この並び方は、「桃太郎は、鬼退治のために街道を進んだ際、犬・雉・猿と次々に出会って家来として引き連れていった」という説明と見事に符合しているではないですか。
 おじいさん・おばあさん夫婦が桃をもいだという桃倉山も、漢字は違うが、大月駅の北東にたしかに存在する(百蔵山=ももくらやま)のです。

 しかしながら、大月桃太郎物語の信憑性を高めているのは、地名だけではありません。
 大月には、なんと桃太郎の「史跡」(!?)が点在しているのです。
 なかには、ちょっと頭を傾げざるを得ないような強引なものもありますが、それでもそこには何かしらの根拠があるのではと信じたくなるようなものまで様々です。

 それでは鬼の史跡巡りに出かけましょう。